PRP療法とは?整形外科で行われる再生医療の基礎知識と確認ポイント
PRP療法は、整形外科の領域で行われている再生医療のひとつです。名称を目にする機会は増えましたが、どのような方法で、どんな扱いになっているのかは分かりにくい面があります。ここでは基本的な仕組みと、相談する前に確認しておきたい点をまとめます。
PRP療法は自分の血液から取り出した成分を用いる方法
PRPは多血小板血漿の略称で、採取した自分の血液を遠心分離にかけ、血小板を多く含む成分を取り出したものを指します。整形外科では、変形性膝関節症や腱、靭帯の障害などに対して用いられることがあります。体の状態や症状の程度によって適応は異なり、すべての方が受けられる方法ではありません。
再生医療等安全性確保法にもとづく届出が必要
PRP療法を含む再生医療は、再生医療等安全性確保法によってリスクに応じて第一種から第三種に分類され、医療機関は提供計画を認定再生医療等委員会の審査を経て国へ届け出る必要があります。PRPを用いた治療は第二種にあたるものがあり、届出をしている医療機関かどうかは公式サイトなどで確認できます。
自由診療のため費用は医療機関ごとに異なる
再生医療は公的医療保険の対象外とされており、費用は全額自己負担の自由診療となります。金額の設定や回数の考え方は医療機関ごとに異なるため、事前に総額や追加費用の有無を確認しておくことが大切です。効果の感じ方には個人差があり、痛みや状態の変化が期待どおりにならない場合もあります。
相談前に確認しておきたいこと
相談の際は、対象となる症状や検査の内容、治療にかかる期間、起こりうる副反応やリスクについて説明を受けたうえで判断してください。ほかの治療との違いや、リハビリテーションを併用するかどうかも確認しておきたい点です。整形外科の専門医が在籍しているか、説明の時間が設けられているかも目安になります。